「返報性の原理」で復縁の可能性を高める方法

片思いと復縁では相手への接し方も変わってきますし、特に復縁は数ヶ月から下手をすると数年かかることもあるくらい難しいものですが、心理学を応用していけば、相手の気持ちを変える事も可能です。

お互いの気持ちを近づけていき、復縁したい相手の中の「好意」を育てていく事で復縁にも結び付きやすくなりますが、どのような心理学を使っていけば復縁に近づけるのでしょうか?

返報性(へんぽうせい)の原理の基本

返報性の法則とは他人からしてもらった事に対し、受けた恩は返さなければならないと感じる事をいいます。

よくあるのが、会社の同僚からお土産をもらったら、自分も旅行へ出かけた時にはお土産を買って渡す、おすそ分けをもらったら自分も何かを返すというのも、返報性の法則に基づいています。

女性なら化粧品の無料サンプルをもらうことがありますが、販促品(サンプル)を受け取ると「タダでもらいっぱなしは悪いし、割と良かったから買ってみよう」というように、多少の後ろめたさを感じつい買ってしまいます。

受けた好意は好意で返すというのが、この法則の大きな特徴です。

好意を示すために相手をホメる

好きな人の気を引くために相手をホメるのは、よくある恋愛テクニックです。

「○○のそういう優しいところいいよね」「男らしくて頼りになる」「一緒にいると安心できる」というように、相手をホメていき「好意」を示していき、何度も好意のやり取りが続くことで恋愛関係に発展しやすくなります。

この方法は水商売をしている女性がよくやっている方法ですが、男女共にモテる人なら無意識にこの方法で相手の心を惹き付けています。

ただしあまり露骨にやりすぎていると「他の人にも同じことをやっているのでは?」と疑惑の目で見られてしまうので、ホメすぎないようじっくりと向き合うようにしてください。

もしかして、好かれてる?と思わせる

復縁したい場合、焦りと不安から「今でも好き」「もう一度やり直そう」というように、自分の好きな気持ちや未練を好きな相手にぶつけてしまいますが、相手も自分と同じくらいの「好きな気持ち」がないと、好きな気持ちをぶつけられても気持ちの重さに引いてしまいます。

恋愛感情ではなく向けるべきなのは「好意」で、会うたびに自分に好意的に接してくれる相手に対し「もしかて、自分に気があるのでは?」と感じるようになれば、いつの間にか心の中に恋愛感情を抱くようになります。

今まで何とも思っていなかった相手から告白されたり、好意的に接してくれた相手を好きになることがありますが、復縁したい場合、元々付き合っていた間柄なだけに嫌悪感や不安が先立ち、復縁を望んでいると感じた途端逃げ出ますし、好感を寄せられても嫌悪感があるとそう簡単に受け入れてもらえません。

好意を見せられ好意で返し、関係を深めるのが返報性の原理ですが、心の距離が離れすぎていると逆効果になるので、嫌われたり極端な嫌悪感を持たれていない事を確認した上で、実行する必要があります。

手間隙を惜しまず下心を見せないようにする

元々付き合っていたんだし、相手に多少の未練があったり強気で押し切っていけば、元恋人も折れて復縁できるかも?と考え「今でも好きで忘れられない」としつこく言い寄ったとしても、いきなり目の前に現れてしつこく言い寄られても、迷惑でしかありません。

男女の仲は当人同士でしか分かりませんが、復縁したい相手ともう一度やり直すには時間と手間を惜しんでいてはいけません。

焦るとすぐにでも結果を出そうとして、すぐに気持ちを伝えようとしますが、ここで「好き」だと言えばただ警戒されるばかりですし、返報性の原理は短期間で実行するのではなく、時間をかけて実行していくべき法則なのです。

返報性の原理はしてもらった(与えられたこと)に対し、お返しをしたいと思わせるのが目的なのですから「好きだから付き合って」といきなり要求しても、してもらった事と釣り合わない上「下心」丸見えなのが丸見えすぎて、不信感しか感じなくなります。

「人の悪口言わないところがいいよな」「本当に性格いいよね」というようにひたすら相手に好感を持たれるようにホメるのはもちろん、プライベートで困っている事があったら助けてあげたりと、ただひたすら好意を示し続けていき、相手の心が変わるまで示してください。

返報性の原理を使う相手に愛情を

ここまでして復縁しようとしているのですから、当然の事ながら元恋人のことを好きだとは思います。ですが返報性の原理を使うなら、元恋人に愛情を持っているかどうかが重要になってきます。

ただ単にひとりでいるのが嫌、優しかったあの人になぐさめられたい・・・そんな気持ちから復縁を目指したとしても、自分の好きな気持ちが大切なだけであって、愛情ではありません。

ただ自分の気持ちや好意の押し付けから来る好きではなく、愛情を持って接していかないと、元恋人からも愛情を返してはもらえません。

あなたへ伝えたいこと

返報性の原理は好意を好意でお返しするという、至極簡単でシンプルな方法です。

ただし本心からではない言葉やみえすいたウソでは、相手を不愉快にさせ傷付ける原因にもなってきます。わざとらしくならぬよう、適度に相手を喜ばせることを目指してくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です