12~14歳頃の中学生は丁度思春期の入り口、大人になる為の準備期間としてどんな人でも通る道です。
思春期の心は繊細で傷付きやすく、親から精神的に自立しようと一生懸命な自己主張する為、親との関係が悪くなる事もあります。
中学生だからこそ親の言いなりにはなりたくない、自分の思い通りに生きたい!そんな不満だらけの中学生はどんな不満から家出したくなるのでしょうか?
親とケンカをし家にいづらくなった
家出の中でも最も多い原因は親とのケンカです。
「ちゃんと勉強しなさい」「こんなんじゃ高校へ行けないよ」「子供のくせに言う事聞くなさい」など、自分でも分かっていながらも、親から言われると思わずムッとして口答えしまうというように、ほんの些細な事柄が原因で親と顔を会わせづらくなると、友達の家へ出かけて帰って来ないパターンの家出がよく見受けられます。
普段は親子仲も悪くなく、たまたまケンカをした事で家にいづらくなり家出したくなるならまだいい方で、問題なのはしょっちゅう親子ゲンカをしている険悪な親子関係な場合です。
ただ単にケンカをしたから家に帰りたくないではなく、親の顔を見るのも嫌で家出をし、友達の家を渡り歩いた後ようやく家に帰ってきたら「何しに帰って来た」「心配ばかりかけさせて」というような怒りや心配している声をぶつけられても、帰りたいとは思えなくなります。
子供が望んでいるのは「安心して過ごせる家」なのですが、親は何歳になっても子供は子供なので、心配のあまり口うるさく言ってしまう事も理解してあげてくださいね。
両親の仲が悪い
両親がしょっちゅうケンカばかりしていると、家庭内の雰囲気がどうしても悪くなります。
子供としては両親仲良くして欲しいと願ってみても、毎日のようにお互いをののしるようなケンカばかりをしたり、子供を自分の側に引き込もうとして「お父さんみたいな人にならないで」「母さんは母親失格だ」など、お互いの悪口を吹き込もうとするなど、憎しみを子供に見せ付けるような事をすれば、子供の心が傷付くのは当然です。
残念ながら自分達の事で頭の中が一杯になった大人は、そんな当たり前の事にも気付けず子供との距離はもちろん、今すぐにでも家出したい心境にさせてしまいます。
親からのDV(ドメスティックバイオレンス)
親によっては子供を「親の所有物」と感じていたり、何をしても許されると思い込んでいる親もいますが、そのせいか幼い頃から親からの「DV被害」に苦しんでいるなら、中学生でも一刻も早く家を出たいと感じるようになります。
親は子供の「わがまま」や「甘え」を正す為に叩いているんだと言うでしょうが、ただ単に感情的な怒りをぶつけ怒鳴り散らし、すぐに手や足で暴力を振るうようでは子供の心が離れていくのは当然です。
子供が悪い事をしたら「怒る」のではなく「叱る」のが正しい対応ですし、叱る場合はなぜ親が叱っているのか、子供がしでかした事で親がなぜ悲しんでいるのかを伝えなければ、しつけとは言えません。
ほとんどのDVは子供が幼い頃から始まっていますが、子供の頃はただ怯えているだけでかできなくても、中学生になれば思春期を迎え、心も身体も大人へと近づいていく中、自立心が芽生えてきた中学生にとって「家出」して親のいない所へ・・・と思うのは同然の心境です。
学校でいじめられている
学校でいじめ被害に遭っているなら、学校へ行きたくないのも理解できますが、学校にも家にも居場所がない中学生は突発的に家出をする事があります。
学校でいじめられているなら家に居ればいいと多くの人は思うでしょうが、親にいじめられている事を言えないのに「何で学校へ行きたくないの?」「このままでは受験もままならない」など、いじめや親からのプレッシャーに苦しめられれば、家にも居場所が失われますし、誰も知らない世界へ行ってしまいたい・・・そう感じ、黙って家を出てしまう中学生もいます。
両親に大切にされているし、いじめられたら相談してくれるだろう、子供は黙って親の言う事を聞き学校に行っていればいい。
そんな考えの親ではいじめられている事なんて言い出せませんし、特に心の優しいタイプの子供は自分がいじめ被害を受けていると伝えれば、両親を悲しませると知っています。
いじめに苦しみ抱え切れなくなったら、何もかもから逃れる為に家出を実行し警察に補導されようやく、子供がいじめられていると気付く親も多いようです。
親の理想から逃げ出したくなった
親は子供に「自分の理想」を見出し、自分が叶えられなかった夢を子供に叶えてほしい!そんな過剰な期待に押しつぶされ、プレッシャーから逃れる為に家出をしたくなります。
公立中学へ通っている子なら、今度の受験が初めての人生分岐点ですし、どの高校へ進学するかで大学進学への道も決まってしまう為、親としては子供以上にナーバスになります。
子供はまだ部活で頑張りたいのに「推薦枠にも入れないような部活より塾を優先して」と親にゴリ押しされれば、やりたい事を邪魔する親を恨むでしょうし、小学生の頃は親の言う通りにしていても、中学生ともなれば自分の意志を優先させるようにもなり、自分らしさを大切にするようにもなります。
親からのプレッシャーからの逃げ場所を求め、家出を考えるようになれば、プレッシャーが高まれば即家出に発展するのも仕方のないことです。
あなたへ伝えたいこと
家出は一見、中学生のわがままだと感じますが、その裏には中学生なりの切実さが見え隠れしています。
思春期真っ只中の中学生は、心の中ではさまざまな事に思い悩んでいる事でしょう。なるべく目線を合わせじっくりと親子で話をする事をぜひともオススメします。
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