離婚前や離婚直後の頃は、開放感や爽快感しかなかったのに、時間が経つにつれ「やっぱり離婚しなきゃよかった」と後悔するパターンが実に多いようです。
離婚理由には夫婦の間でしか理解できない部分もありますがあの時もう少しこうしていれば・・・そんな後悔があればこそ復縁したいと感じるようになります。
離婚後じわじわと感じるようになる未練や後悔は、復縁を目指す為にも大いに役立ちますが、離婚経験がある女性の多くが後悔する瞬間とは、どんな時なのでしょうか?
1・
育児や家事が忙しい時
離婚した当初は、私ひとりでも育児や家事をこなしてみせる!そう意気込んでみたものの、一家の大黒柱として生活費を稼ぎつつ育児や家事をこなすのはかなり大変です。
夫婦として一緒に生活していれば、夫の給与や自分の収入である程度の生活ができますが、離婚後自分だけの収入で生活していくのが大変ですし、収入面がクリアできたとしても、子育てにおいてもひとりで父・母の役割をこなすのですから、自分の時間すら持てなくなります。
夫が育児や家事に参加してくれない、嫁姑問題の間に入ってくれないなど、恋人同士の頃からは想像できない問題が浮上するのが結婚なのですが、理想や世間体ばかりを気にしすぎてしまうと、夫婦関係は上手くいかなくなります。
結婚していた頃を思い返してみると、夫は夫なりに外で仕事をし帰宅後やってはいてくれていたものの、自分とは違うやり方や雑な対応に口出ししてはケンカになる事を繰り返し離婚する夫婦も多いようです。
結婚前は誰しも「理想の結婚生活」を頭の中に思い描いているものですが、残念なことですが現実はそう上手くいきませんし、離婚後の生活も理想通りには進まないものです。
この先長い時間をかけてじっくりと変わってもらおうとする気持ち、反省している夫に寄り添う心、我慢が足りなかった事を悔やむようになると、復縁したいと切に願うようになります。
2・
子供が父親を恋しがった時
離婚は夫婦の問題ですが、親の離婚に子供は関係ありません。
母親としてはケンカや暴言を吐いてきた相手であっても、子供にとっては唯一の父親ですし、物心つく前に離婚をしたから父親の事は覚えていないだろうと思っていても、周囲に父親がいる事実を知れば、自分には父親がいない事にショックを受けるようになります。
夫婦としてこれ以上やっていけないと離婚を決断したのでしょうが、結婚は夫婦の問題ではありますが、子供にとって両親の離婚は関係ありません。
離婚は周囲の人間関係を大きく変えてしまう事も考慮しておかないと、子供のその後の人生に暗い影を落としかねないのです。
離婚後も養育費や子供との面会をしていれば、育成面で必要となる父親の役割を果たしてもらえるでしょうが、日本では養育費をもらっている母子家庭はごく一部。
下手をしたら離婚後は父親とは音信不通状態になっている場合も多く、子供によっては離婚原因を自分のせいだと感じてしまい、母親の知らない所で苦しみ続けている子供もいます。
子供の身が危険にさらされるような父親なら問題外ですが、子供に愛情がある父親だったなら、父親と引き離した事を、生涯に渡って離婚を後悔すること3・にもなります。
新しい再婚相手に幻滅した時
元夫と離婚したのち、付き合い出した彼氏と結婚したものの、夫が元夫よりも頼りなかったり家事や子育てに協力的でなかった場合、元夫の方が手伝ってくれた、ちゃんとしてくれたと後悔の気持ちにさいなまれる事があります。
付き合っている頃は、楽しいデートやプレゼントで彼女の気持ちを掴む為の愛情表現をしてくれますが、結婚すれば日常生活がふたりのメインになっていきます。
恋人から家族へ関係が変化する事を忘れていたり、結婚後ふたりの生活を変えてしまう事柄を告白(実は離婚歴がある、年収詐称、いずれは親と同居等)されるなど、信頼関係を壊すような事をされれば元夫の誠実さや優しさが恋しくなるのは当然の事です。
離婚後新しい彼氏ができ、久しぶりの恋愛に心がウキウキ&どきどきして「離婚して良かった~」と心から感じるでしょうが、恋愛している時はステキな彼氏だったとしても、夫としてふさわしいかどうかは全くの別問題なのです。
一般的にも恋愛と結婚は違うとよく言われますが、恋愛中は自分の事をちやほやしてくれた彼氏でも、結婚すれば彼女時代の頃のようにかまってばかりもいられませんし、結婚前によく見定めておかないとバツ2ともなれば、より元夫との離婚を深く後悔するようになります。
4・
言いようのない孤独感を感じた
自ら望んで離婚した場合、離婚当初は開放感からひとりの時間を満喫できますが、時間が経つにつれいいようのない孤独感にさいなまれるようになります。
仕事を終え疲れ果てて帰ってきても家には自分ひとり・・・結婚していた頃は夫の帰りを料理を作って待っているのが当たり前だったのに、過去に誰かを待っていた・待ってもらっていた経験があるからこそ、より孤独を感じるようになります。
離婚は単なる独身時代に戻る事だと感じ離婚してみても、失った相手の存在をより一層強く感じるようになれば、孤独を深めていきます。
熟年離婚などが良い例で、長く一緒にいることで相手の大切さに気付けぬまま離婚すれば、大きな代償を支払うことになります。
5・
求められない淋しさを感じた時
女性のなかには出産をきっかけに、夫から性的な目で見られるのを嫌だと感じる女性もいますが、ただ単に面倒くさいから・疲れているからと夫のお誘いに答えずセックスレス状態になれば、夫婦関係がぎくしゃくするのも無理はありません。
女性は男性よりも性欲が弱いので、そこまで深刻には受け止めませんが、男性にとっては自分の欲求を満たせない上、男として必要とされない状態に「オレは金だけ運んで来る存在なのか?」と内心感じるようになると、浮気の大きな原因になります。
夫の浮気が原因で離婚した場合でも、離婚後生活面でも女としても求められなくなった途端、自分が元夫にどんな仕打ちをしていたのかに気付けば、大きな淋しさを感じるようになります。
繊細な問題なだけに何でも話し合える関係でないと、スキンシップやセックスレスが大きな原因となり離婚へと発展しますが、自分が誰かに「女」として求められない悲しさに気付けば大きく後悔します。
あなたへ伝えたいこと
結婚生活は関係は近すぎるからこそ、相手が望んでることがかえって見えないこともよくあります。
離婚して100%良かったと感じる人はそうそういませんが、離婚を全く後悔しない人もいません。復縁したいと感じたなら反省・改善する姿勢を常に見せ続けていけば、復縁できる元夫婦も多いので、決してあきらめないよう努力し続けてくださいね。